本日の写真は台湾の電車内に掲示されていた募兵ポスターです。そういえば今年は戦後80年ですね。数字がマイナスになりませんように。
ロシア語
※難しい文法や分かりづらい表現を避けるため、テキストから一部改めているところがあります。
テキスト:≪Поэту≫(『詩人へ』)(プーシュキン, 1830年)https://www.culture.ru/poems/4441/poetu
И пускай толпа в детской резвости колеблет твой треножник.
пускать:let【V1・不完】 толпа群衆 детский子供の резвость陽気にはしゃぎまわること【остьで終わるので女性名詞】 колебать:震える【V1・不完】 треножник祭壇
И пускай [толпа (в детской резвости) колеблет твой треножник].
<訳>そして、子供が陽気に走り回る中で、お前の祭壇を揺らさせておくがよい。
<原文の全文>
Поэт! не дорожи любовию народной.
Восторженных похвал пройдет минутный шум;
Услышишь суд глупца и смех толпы холодной,
Но ты останься твёрд, спокоен и угрюм. //
Ты царь: живи один. Дорогою свободной
Иди, куда влечёт тебя свободный ум,
Усовершенствуя плоды любимых дум,
Не требуя наград за подвиг благородный. //
Они в самом тебе. Ты сам свой высший суд;
Всех строже оценить умеешь ты свой труд.
Ты им доволен ли, взыскательный художник? //
Доволен? Так пускай толпа его бранит
И плюёт на алтарь, где твой огонь горит,
И в детской резвости колеблет твой треножник.
詩人よ!大衆から好かれることを大事にするな!
熱狂的な称賛という一時の雑音は過ぎ去ってしまう。
愚かな陪審員と冷たい群衆の笑い声を聞くことになる。
だが詩人よ、心を固く持ち、黙って、陰鬱なままでいたまえ。//
お前は王だ:一人で生きよ。
自由な生き方で、自由な想像が君を連れていく先へと向かえ。
好きな思索の果実を成熟させよ。高貴な行いに対しての褒美を求めてはいけない。//
褒美は(他者ではなく)お前(詩人)自身の中にこそある。
お前自身が自分の最高裁判官なのだ。
お前(詩人)は、自分の作品を誰よりも厳しく評価できる。
お前はそれに満足するのか?厳しい芸術家よ。//
満足か?群衆にはそれ(自分)をあれこれ批評させておけ。
そしてお前の火が燃える祭壇を、群衆には軽蔑させておくがいい。
そして、子供が陽気に走り回る中で、お前の祭壇を揺らさせておくがよい。

途中まではわかりやすいけど、最後の2行何言ってんだ?
祭壇やら祭具やら何か意味があるのかな??。ロシア正教あんまわかんない。
ということで『詩人へ』はおわり。プーシキンは社会派の詩人(のちの時代でいうところの市民詩)でもあったけど、これは逆に(のちの時代で言うところの)純粋芸術詩に属しそうな詩だな。
英語
テキスト:19世紀末期のイギリスのSF小説『宇宙戦争』(The War of the Worlds)(H・G・Wells )https://www.gutenberg.org/files/36/36-h/36-h.htm#chap25
もし最初から読みたい人はこちら!→https://studyray.site/the_war_of_the_worlds_1-1/
今回は第7章44回(通算516話目)です。
問題編
“Ulla, ulla, ulla, ulla,” cried the voice, coming, as it seemed to me, from the district about Regent’s Park. The desolating* cry worked upon my mind. The mood that had sustained* me passed. The wailing took possession of me. I found I was intensely weary, footsore, and now again hungry and thirsty.
It was already past noon. Why was I wandering alone in this city of the dead? Why was I alone when all London was lying in state, and in its black shroud*? I felt intolerably lonely. My mind ran on old friends that I had forgotten for years. I thought of the poisons in the chemists’ shops, of the liquors the wine merchants stored; I recalled the two sodden* creatures of despair, who so far as I knew, shared the city with myself. . . .
desolating孤独な・寂しそうな sustain励ます・支える shroud死に装束 soddenびしょぬれの・べとべとな(火星人は粘液みたいなのでぬめぬめしてます)
青アンダーラインの意味は?

Regent’s Parkも大きな公園だな。


語り手の弟もこのリージェンツ・パーク付近に住んでましたね!(上巻参照)

「lie in state」というのは、イギリスなど諸外国で偉い人が亡くなったあと、弔問客のために宮殿などに遺体を安置しておく行為のこと。
たとえば下の写真は、エリザベス2世が身罷られたのち、ウェストミンスター宮殿(ビッグベンのとなり)にlie in stateされている様子よ。

解答編
“Ulla, ulla, ulla, ulla,” cried the voice, (coming, 《as it seemed to me》, from the district about Regent’s Park). The desolating* cry worked upon my mind. The mood 〔that had sustained* me〕 passed. The wailing took possession of me. I found [I was intensely weary, footsore, and (now again) hungry and thirsty].
It was already past noon. Why was I wandering alone (in this city of the dead)? Why was I alone 【when all London was lying in state, and in its black shroud*】? I felt intolerably lonely. My mind ran (on old friends 〔that I had forgotten for years〕). I thought of the poisons (in the chemists’ shops), of the liquors 〔the wine merchants stored〕; I recalled the two sodden* creatures of despair, 〔who 《so far as I knew》, shared the city with myself〕. . . .
死ぬという表現にもいろいろあるんですねぇ
全訳
「ウラ、ウラ、ウラ」と聞こえてきた泣き声は、どうやらリージェンツ・パークのあたりから聞こえてきたようだった。孤独な叫びが頭から離れなかった。私を励ましてくれていた感情も消え去った。その悲しい声に心が支配された。気づけば自分はひどく疲れ、足が棒になり、またおなかがすいてのどもかわいていた。
もう正午を回っていた。どうしてわたしはこんな死に絶えた街で一人さまよっているのだろうか?ロンドンじゅうが通夜で、黒い死装束に包まれた中、どうしてわたしは一人ここにいるのだろうか?耐えがたいほどの寂寥感にさいなまれた。長年忘れていた旧友について思いを巡らせたり、薬品店の毒物やワイン商の酒のことを想起したりした。二体のぬめぬめした忌々しい生き物も思い出した。知っている限り、そいつらはわたし以外でこの街にいるただ一つの存在であった。
SKT46
マハーバーラタの第7章139節です。
पुनरस्य त्वरन्भीपो नाराचान्दश भारत
<ローマ字転写>
punarasya tvaranbhIpo nArAjAndasha bhArata
・punarasya⇒punar+asya→punar(再び)【adv.】+idam(これ)【m. sg. gen.】 ※asyaはgen.語尾とばっかり思ってたけど、idamのgen.でもあるのか。pronounはやっぱ印象に残りづらくて短いから強敵…
・tvaranbhIpo→√tvar(急ぐ)の変化したもの+謎【chatGPTに聞いたら『bhIpaはbhUpa(王)の誤記ですか?』と言われた】【たぶんこれがnom.】
・nArAjAndasha~na+rAjAn【voc.】+dasha(10)
・bhArata→バラタ王の末裔(要するにこの物語に出てくる登場人物たち)【voc.】
<訳>再びこの…急ぐ王が…王でない10人のバラタ王の末裔よ??
ChatGPTですらSKTには勝てないのか…
(ChatGPTの訳:「おおバラタよ、この急ぐ王は再び十人の王たちを(〜した)」)


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