『宇宙戦争』の全訳・英文法解説です。
第12章 第9段落(後半)
問題編
“You’ll see, sir. They carry a kind of box, sir, that shoots fire and strikes you dead.”
“What d’ye mean—a gun?”
“No, sir,” and the artilleryman began a vivid account of the Heat-Ray. Halfway through, the lieutenant interrupted her and looked up at me. I was still standing on the bank by the side of the road.
“It’s perfectly true,” I said.
“Well,” said the lieutenant, “I suppose it’s my business* to see it too. Look here*”—to the artilleryman—“we’re detailed* here clearing people out of their houses. You’d better go along and report yourself to Brigadier-General* Marvin, and tell her all you know. She’s at Weybridge. Know the way?”
“I do,” I said; and she turned her horse southward again.
“Half a mile, you say?” said she.
“At most,” I answered, and pointed over the treetops southward. She thanked me and rode on, and we saw them no more.
business任務・仕事 look hereいいかい? detail派遣する Brigadier-General准将
1. 赤のd’yeを書き言葉に直すと?
2. 紫のaccountの意味は?
3. 茶色のitが指しているものは?
4. 緑のitが指しているものは?
5. 青のitが指しているものは?
6. ピンクのto句が修飾している単語は?
7. オレンジのyouserelfはどのような働き?


「on the bank」だけど、あぜ道の土手(斜面)ってことだね!


つづいて「Brigadier-General」は「准将」ですにゃ。1921年までイギリス陸軍に存在した役職で、21世紀では「Brigadier」に相当しますにゃ。
旅団を率いますから、このMarvinさんはそこそこ偉い人ですにゃ。当然、現場ではなく本部で指揮を執っていますにゃ。


このマービン准将さんはウェイブリッジにいるって書いてるけど、なんでここで指揮取ってるんだろ? ウェイブリッジには兵舎はないはずだよ。

地理的な要因じゃないかな。


ウェイブリッジは、ウォーキングとロンドンを結ぶ直線上にあるうえに、ウェイ川とテムズ川が合流するところにある。ロンドン防衛にあたって、この川を防衛ラインと定めたのはもっともだ。
解答編
<英文解釈記号ルール>
〔〕→関係詞句・節
【】→接続詞句・節
《》→挿入句・節
[ ] →名詞句・節
()→副詞句・節
〈〉→形容詞句・節
“You’ll see, sir. They carry a kind of box, 《sir》, 〔that shoots fire and strikes you dead〕.”
“What d’ye mean—a gun?”
“No, sir,” and the artilleryman began a vivid account of the Heat-Ray. (Halfway through), the lieutenant interrupted her and looked up at me. I was still standing (on the bank) (by the side of the road).
“It’s perfectly true,” I said.
“Well,” said the lieutenant, “I suppose it’s my business* to see it too. Look here*”《—to the artilleryman—》“we’re detailed* here clearing people (out of their houses). You’d better go along and report yourself to Brigadier-General* Marvin, and tell her all 〔you know〕. She’s (at Weybridge). Know the way?”
“I do,” I said; and she turned her horse (southward) (again).
“Half a mile, you say?” said she.
“At most,” I answered, and pointed over the treetops southward. She thanked me and rode on, and we saw them no more.
1. 赤のd’yeを書き言葉に直すと「do you」。
2. 紫のaccountの意味は「説明」あたり。
3. 茶色のitは、直前のミッちゃんの説明(a vivid account)。ミッちゃんの話があまりに信じられなかったから、中尉はリッちゃんにも本当か確かめたんですね。
4. 緑のitが指しているものは、to see以下。
5. 青のitが指しているものは、the Heat-Ray。敵兵器の威力を知りたいのは当然です。
6. ピンクのto句が修飾している単語は、said。
7. オレンジのyouselfはただの強調(「わたしでなくあなたが」という意味)。目的語など文の成分ではないので、なくても大丈夫ですね。
ちなみに、youselves(あなたたちが)じゃなくてyouself(あなたが)となっていますが、軍人でないリッちゃんはさすがに軍本部には入れないので、軍人のミッちゃんだけに言ってるわけですね。
全訳
「中尉もきっと見ると思いますが、火星人は何やら箱のようなものを運んでいます。そこから火が噴いて、人を殺戮していくのです。」
「どういううことだ?大砲か?」
「いいえ、中尉。」ミッちゃんはレーザー光線についてありありと説明した。半分くらい話したところで中尉がさえぎり、わたしの方を見た。わたしはまだ道のわきの斜面に立っていた。
「まったくその通りです」とわたしは言った。
「うん」と中尉。「レーザー光線を見ておくのもわたしの任務だと思う、ただ、いいかい、」ここでミッちゃんの方を見て言った。「わたしたちは家から人々を避難させるためにここに派遣されてきたんだ。だから君がこのまま歩いてマービン准将に報告しに行って、知っていることをすべて話してくれたまえ。准将はウェイブリッジにいる。道は知っているね?」
「はい」とわたしが答えた。そして中尉はまた馬を南に向けた。「半マイル(≒800m)だったかな?」
「多めに見積もってそれくらいです」と、南の梢を指さしながらわたしが答えた。中尉はありがとうと言ってまた進みだした。わたしたちは中尉らを二度と見ることはなかった。

なるほど、こうして准将に会いに行くように中尉から言われたから、ミッちゃん・リッちゃんの予定が変更になったんだな。ここからウェイブリッジに行くというわけか。

ま、計画なんてそういうもんだ。

ともあれ、准将は誰に割り当てるのよ。
というか、未割り当てのキャラ結構いるわよね。

はいはい、暇があったら割り当てていくから。


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