Girls & Martians 第224話 「ソドムとゴモラの惨状です!」  【宇宙戦争 全訳】【入試 英文法 問題】

GuP_宇宙戦争_段落ごと

本シリーズは『宇宙戦争』を詳細に読解し、当時の時代情勢を読み解くことを目的としています。
実験的な試みとして、一部の登場人物の名前と代名詞を書き換えていますが、その他の単語や文章は変更しておりません。

『宇宙戦争』の全訳・英文法解説です。

第13章 第9段落

ウェストリッジ
ウェストリッジ

わたしたちの描写についてちょっと違う面もあるかもしれないが、しかたないと思って乗り切って行こう。

問題編

For a moment we were silent, taking stock of* each other. I dare say she found me a strange enough figure, naked, save for my water-soaked* trousers and socks, scalded*, and my face and shoulders blackened by the smoke. Her face was a fair* weakness, her chin* retreated*, and her hair lay in crisp*, almost flaxen* curls* on her low forehead*; her eyes were rather large, pale blue, and blankly* staring. She spoke abruptly, looking vacantly away from me.
“What does it mean?” she said. “What do these things mean?”
I stared at her and made no answer.
She extended a thin white hand and spoke in almost a complaining tone.
“Why are these things permitted? What sins* have we done? The morning service* was over, I was walking through the roads to clear my brain for the afternoon, and then—fire, earthquake, death! As if it were Sodom and Gomorrah! All our work undone, all the work—— What are these Martians?”
“What are we?” I answered, clearing my throat*.

take stock ofよく思いを巡らす soaked濡れた scaldedやけどをして fair色白の chinあご retreat後退する in crisp縮れる flaxen亜麻色の(アンドリューシャちゃんの立ち絵の髪色と同じ) curlカール(巻き毛) forehead(<fore前に+head)額 blankly虚ろに sin宗教的な罪 morning service朝の祈り clear one’s throatせきばらいをする

1. 青のI dare sayの意味は?
2. オレンジのfoundの意味は?
3. 紫のsave forの意味は?
4. 赤のratherの意味は?
5. 緑のoverの意味は?

アンドリューシャ
アンドリューシャ

わたしの描写について、巻き毛の髪ってとこだけは、GuP原作と宇宙戦争原作で違ったわね。白い顔、亜麻色の髪、青い目、そのあたりはパーフェクトよ。

オギルヴィーナ
オギルヴィーナ

性格については、我を押すところと口数がいちいち多いところは似てる気もするが、宇宙戦争で描かれている「curate」のキャラ設定は、ひたすら神に祈っている、信仰心の篤い宗教家だ。

ステファニー
ステファニー

この段落でも、「What sins have we done(何の罪を犯したというのですか)」と言っていたり、「As if it were Sodom and Gomorrah!(ソドムとゴモラのようだ)」と言ったりしているにゃ。

シルカ
シルカ

ソドムとゴモラは聖書に出てくる町ですよね。これくらいはわかりますよ。

性が乱れてたから、神が怒って滅ぼした町でしたっけ。

タージルム
タージルム

そうね。神の火に焼かれたといわれているわ。
このころのイギリスは風俗的にそんなに乱れてたわけじゃないんだけどね。

デナリス
デナリス

ソドムとゴモラが書かれてる聖書の巻は「創世記」です。そこそこエピソードが長いので、滅びの場面だけコピペしておきますね。

ちな、聖書の日本語訳は、適当にネットで見つけたのをそのままコピペしてるだけです。基本的によくわからない怪しいウェブサイトが出典ですが、聖書の内容までは変わってないと思いまして。
みなさんも宗教団体には気をつけましょうね。秋葉原にはエホバとかいっぱいいますよ。

創世記(Genesis)第19章 24節~25節 

[24] Then the LORD rained on Sodom and Gomorrah sulfur and fire from the LORD out of heaven. [25] And he overthrew those cities, and all the valley, and all the inhabitants of the cities, and what grew on the ground. (ESV/標準英語訳聖書)

[24] 主は硫黄と火とを主の所すなわち天からソドムとゴモラの上に降らせて、 [25] これらの町と、すべての低地と、その町々のすべての住民と、その地にはえている物を、ことごとく滅ぼされた。

引用元:https://www.esv.org/Genesis+19/
http://bible.salterrae.net/kougo/html/genesis.html
ヘンスリー
ヘンスリー

ちなみに、おなじ「創世記」にある「ノアの方舟」エピソードと重なる部分がいっぱいあるよ!神に忠実な人間を救う代わりに、神に従わない人間を滅ぼすっていう展開だね!

ノアの方舟で、神はノアに舟を作らせ、洪水で全人類を滅ぼした。

ソドムとゴモラの話で、神はロトを高地へ避難させ、火災で大都市を滅ぼした。

ってところかな!

解答編

(For a moment) we were silent, (taking stock of* each other). (I dare say) she found me a strange enough figure, (naked, 《save for my water-soaked* trousers and socks》), (scalded*), and (my face and shoulders blackened by the smoke). Her face was a fair* weakness, her chin* retreated*, and her hair lay in crisp*, (almost flaxen* curls* on her low forehead*); her eyes were rather large, pale blue, and blankly* staring. She spoke abruptly, (looking vacantly away from me).
“What does it mean?” she said. “What do these things mean?”
I stared at her and made no answer.
She extended a thin white hand and spoke in almost a complaining tone.
“Why are these things permitted? What sins* have we done? The morning service* was over, I was walking (through the roads) (to clear my brain for the afternoon), and then—fire, earthquake, death! As if it were Sodom and Gomorrah! All our work undone, all the work—— What are these Martians?”
“What are we?” I answered, (clearing my throat*).

1. 青のI dare sayの意味は「きっと」「たぶん」(≒Probably)など。ひとまとまりの副詞として扱えばいいと思います。
2. オレンジのfoundの意味は、「わかる」「~だと思う」。find O Cですね。
3. 紫のsave forの意味は「~を除いて
4. 赤のratherの意味は「かなり」。
5. 緑のoverの意味は「終了した」。

全訳

しばらくの間、お互いのことをいろいろと思案しながら、わたしたちは黙っていた。きっとリューちゃんはわたしのことを相当変な人だと思ったはずだ。わたしは水で濡れたズボンと靴下以外服は着ておらず、やけどを負っており、顔と肩はすす黒くなっていた。リューちゃんの顔は蒼白だった。あごを引いており、髪は縮れていた。髪の生え際は低く、亜麻色の巻き毛だった。目はかなり大きく、淡い青色で、虚ろに何かを見つめていた。リューちゃんは虚空を見つめながら、不意に口火を切った。
「どういうことなのかしら?」「なんの意味があるのよ?」
わたしはリューちゃんを見つめながらも何も返答できなかった。
細く白い手を伸ばし、不満をそうな口調で言った。「どーしてこんなことが許されるってのよ?なんにも悪いことしてないわよ。朝の祈りを終えて、午後のために脳をリフレッシュしようとして散歩してたとこなのにー火事、地震、殺戮なんて! まるでソドムとゴモラじゃないの! やらなきゃいけないことはまだいっぱいあるのよ。いっぱいあるのーあの火星人はいったい何なの?」
「わたしたちだって、何者なんだ?」と咳ばらいをしながらわたしは答えた。

オギルヴィーナ
オギルヴィーナ

アンドリューシャの口調は、とりあえず会話編と統一して訳しているが、熱心な宗教家キャラとは合わないかもな。

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