Girls & Martians 第28話 「助けを呼びます!」【宇宙戦争 全訳】【入試 英文法 問題】

GuP_宇宙戦争_段落ごと

本シリーズは『宇宙戦争』を詳細に読解し、当時の時代情勢を読み解くことを目的としています。
実験的な試みとして、一部の登場人物の名前と代名詞を書き換えていますが、その他の単語や文章は変更しておりません。

『宇宙戦争』の和訳・英文法解説です。

<流れ>
①かっこを振っていない英文
②単語注(①でアスタリスクを振ったところ)
③設問

④かっこを振った英文
⑤設問の答え
⑥訳


第2章 第9段落

タージルム
タージルム

「パブ」(public-house)は、居酒屋とかバーのように飲食を提供する店ではあるけど、それに加えて下級~中流階級の社交場として、イギリスで重要な役割を果たしてきたのよ。
あと「タップルーム」(taproom)もパブと似たような感じの大衆酒場ね。

ウェストリッジ
ウェストリッジ

あ、今回からヘンスリーさんが登場するぞ。

ヘンスリー
ヘンスリー

Nice to meet youだよ! 『宇宙戦争』Henderson、GuPケイです!
ロンドンでジャーナリストしてるんだけど、ウォーキングに自宅があります(ロンドンまでは鉄道通勤できますからね)!

問題編

 The thought of the confined* creature was so dreadful* to her that she forgot the heat and went forward to the cylinder to help turn. But luckily the dull* radiation* arrested her before she could burn her hands on the still-glowing metal. At that* she stood irresolute* for a moment, then turned, scrambled* out of the pit, and set off running wildly* into Woking. The time then must have been somewhere about six o’clock. She met a waggoner* and tried to make her understand, but the tale she told and her appearance were so wild—her hat had fallen off in the pit—that the woman simply drove on. She was equally unsuccessful with the potman* who was just unlocking the doors of the public-house* by Horsell Bridge. The fellow* thought she was a lunatic* at large and made an unsuccessful attempt to shut* her into the taproom*. That sobered* her a little; and when she saw Hensley, the London journalist, in her garden, she called over the palings* and made herself understood.

confined閉じ込められた dreadful恐ろしい dull鈍い radiation熱放射 at thatそしてすぐに irresoluteためらって scramble這いのぼる wildlyやみくもに waggoner荷馬車の御者 potman飲み屋の店員 public-houseパブ fellowやつ lunatic狂人 shut閉じ込める taproom酒場 sober冷静にする paling柵

1. 青アンダーラインの部分の訳は?
2. オレンジの「to help turn」で省略されてる言葉を補うと?
3. 紫の「and」が繋いでいるものは?
4. 赤の「set off」の意味は?
5. 赤アンダーラインの部分の訳は?
6. 青の「on」の意味は?
7. 茶色の「at large」の意味は?
8. 緑の「and」が繋いでるものは?
9. 黄アンダーラインの部分の訳は?
10. 灰色の「her」と「herself」が指している人物はそれぞれ誰?

解答編
タージルム
タージルム

現在(1900年ごろ)のイギリスでは、馬車は依然として主要な交通手段ね。自動車はまだまだ普及してないわよ。

ウェストリッジ
ウェストリッジ

馬車業界の圧力があったとからしいな。

タージルム
タージルム

そうなのよね。
ただイギリスではもうすぐロールスロイスが出てくるわよ。

ヘンスリー
ヘンスリー

アメリカのフォード・ゼネラルモーターズ・クライスラーの創業もだいたい20C初頭だね!

デナリス
デナリス

…「waggon」↑。荷馬車。

タージルム
タージルム

きっとオギルヴィーナちゃんのたどった経路は紫のルートかな。Horsell Bridgeは(未来の話になってしまうけど)第78話参照。WokingとHorsellの間の川にかかる橋ね。

 The thought of the confined* creature was so dreadful* (to her) that she forgot the heat and went forward (to the cylinder) (to help turn). But (luckily) the dull* radiation* arrested her 【before she could burn her hands on the still-glowing metal】. (At that*) she stood irresolute* for a moment, then turned, scrambled* out of the pit, and set off running wildly* into Woking. The time (then) must have been somewhere about six o’clock. She met a waggoner* and tried to make her understand, but the tale 〔she told〕 and her appearance were so wild—her hat had fallen off in the pit—that the woman simply drove on. She was equally unsuccessful with the potman* 〔who was just unlocking the doors of the public-house* by Horsell Bridge〕. The fellow* thought [she was a lunatic* at large] and made an unsuccessful attempt to shut* her into the taproom*. That sobered* her a little; and 【when she saw Hensley, 《the London journalist》, in her garden】, she called (over the palings*) and made herself understood.

1. 青アンダーラインの部分は、soーthatが見えればだいじょぶ。
2. オレンジの「to help turn」はもともと「to help (them) to turn」。
「help (O) <to> V」で「(Oが)Vするのを助ける・Vする役に立つ」でしたね。toは省略可能です。
3. 紫の「and」が繋いでいるものは、stood, turned, scrambled, setの動詞4つです。
4. 赤の「set off」の意味は「出発する」(≒leave)。set in([季節]に入る、など)、set out(≒set off、など)、set up(≒establish、など)と一緒に覚えておきましょう。
5. 赤アンダーラインの部分も、soーthat。「ー」で囲まれたところは挿入。
6. 青の「on」の意味は「続けて」。go on、carry onなどのイメージと一緒に。
7. 茶色の「at large」の意味は「一般的な」(≒in general)。名詞の後に置かれる形容詞。the people at large=一般大衆 で覚えておきましょう。
ほかに「捕まってない」って意味もあります。
8. 緑の「and」が繋いでるものはthoughtとmade。酒場の店員がしたことです。
9. 黄アンダーラインの部分を「訳す」となったときには難しいかもしれません。「unsuccessful」という否定語があって、「成功しない試みをした」とぎこちなくなってしまうからです。こういうときには「~を試みたが成功しなかった」という風に、否定語を文末に送って訳すとすっきりします。「Few people~」を「~人はほとんどいない」とか、「in vain」を「~したが無駄だった」という風に訳すことを思い浮かべてみましょう。 
10. 灰色の「her」と「herself」が指している人物について、前者(her)が指しているのは「a waggoner」、後者(herself)が指しているのはOgilvinaちゃんです。同じ主語でも、make O understandなのかunderstoodなのかで、Oが変わってきますね。

閉じ込められた生き物がいるという考えはとても恐ろしかったので、オギルヴィーナちゃんは熱を忘れ、ハッチを回すのを助けるために円筒の方へ進んだ。でも、幸運なことに、鈍い熱の放射のおかげで、まだ光っている金属の上で手をやけどをせずに済んだ。そのあと少しの間ためらっていたが、きびすを返し、穴からはい上がり、やみくもにウォーキングへ走り出した。そのときの時刻は6時くらいだったに違いない。
オギルヴィーナちゃんは荷馬車の御者に出くわした。彼女にわかってもらおうとしたが、話と外見がとても荒っぽかったので(帽子は穴に落ちてしまっていた)、御者は単に車を走らせ続けた。
ホーセル橋のそばでパブのドアをちょうど開けようとしていた店員に対しても、同様にうまくいかなかった。店員は、彼女をよくいる泥酔客だと思い、パブの中に閉じ込めようとしたが、うまくいかなかった。
そのことでオギルヴィーナちゃんは少し冷静になった。
ロンドンのジャーナリストであるヘンスリーさんに庭で会った時、柵越えに呼びかけて、自分の考えを理解してもらおうとした。

タージルム
タージルム

パブ店員にとっての「a luncatic at large」(一般的な狂人)って、要するに「泥酔客」よね。

オギルヴィーナ
オギルヴィーナ

相変わらずわたしの扱いひどくないか?

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