Girls & Martians 第40話 「王室天文官さんの登場です!」【宇宙戦争 全訳】【入試 英文法 問題】

GuP_宇宙戦争_段落ごと

本シリーズは『宇宙戦争』を詳細に読解し、当時の時代情勢を読み解くことを目的としています。
実験的な試みとして、一部の登場人物の名前と代名詞を書き換えていますが、その他の単語や文章は変更しておりません。

『宇宙戦争』の全訳・英文法解説です。


第3章 第9段落

ウェストリッジ
ウェストリッジ

今回から新しく登場するStephanieさん。

ステファニー
ステファニー

みなさんこんにちは。the Astronomer Royalのステファニーです。宇宙戦争Stent、GuPマリーですよ。
ここ会話編ではフランス担当ですけど、しばらく忙しいので会話編には多くは出てこれないと思います。

デナリス
デナリス

…ステファニーさんの仕事「the Astronomer Royal」は「王室天文官」って訳され、17世紀から存在する、イギリス天文学会で最高に偉い役職。王室天文官はグリニッジ天文台の所長も務めてるの。
21世紀では名誉職になってるけどね。

問題編

Going to the edge* of the pit, I found it occupied by a group of about (dozen / a / half / girls) —Hensley, Ogilvina, and a girl that I afterwards* learned was Stephanie, the Astronomer Royal, with several workmen* wielding* spades* and pickaxes*. Stephanie was giving directions in a clear, high-pitched voice. She was standing on the cylinder, which was now evidently much cooler; her face was crimson* and streaming* with perspiration*, and something seemed to have irritated her.

edge縁 afterward(s)後で workman作業人 wield使う spadeスペード(参照) pickaxeつるはし crimson紅い stream流す perspiration汗 

1. 青アンダーラインの4語を適切に並び替えると?
2. 赤アンダーラインの部分の意味は?
3. オレンジの「much」のように比較級をプラスの方に強調する言葉を他に挙げると?

ウェストリッジ
ウェストリッジ

ちなみに、1900年ごろのヨーロッパ地図はこんな感じだ。

Alvin Lee, CC BY-SA 4.0
タージルム
タージルム

前にも述べたように、このころはアイルランド全域もイギリス領よ。

ウェストリッジ
ウェストリッジ

ドイツは21世紀よりちょっと広くて、ポーランドの一部まで領有していたぞ。
つい30年前くらいに統一したばかりだけどな。

オギルヴィーナ
オギルヴィーナ

イタリア統一も50年くらい前だ。

ステファニー
ステファニー

フランスは普仏戦争で敗北したものの、政治体制が変わりこのころ大いに繁栄中。

1900年にはパリ万博が行われました。

タージルム
タージルム

…パリ万博何度目よ。

ステファニー
ステファニー

パリ万博もたくさん。パリ条約もたくさん。国際都市ですよ。

タージルム
タージルム

ロンドン会議だってたくさんあるもん。

デナリス
デナリス

1900年では他にも、スウェーデン=ノルウェー連合王国があったり、
まだアイスランドがデンマーク領だったり。

解答編

(Going to the edge* of the pit), I found it occupied (by a group of about half a dozen girls) —Hensley, Ogilvina, and a girl 〔that 《I afterwards* learned》 was Stephanie, the Astronomer Royal〕, (with several workmen* 〈wielding* spades* and pickaxes*〉). Stephanie was giving directions (in a clear, high-pitched voice). She was standing on the cylinder, 〔which was now evidently much cooler〕; her face was crimson* and streaming* with perspiration*, and something seemed to have irritated her.

1. 青アンダーラインの4語を適切に並び替えると half a dozen girls。
もともとは 「half of a dozen girls」であったが、言葉の経済的理由でofが省略された。現代では「half of a/an ~」という言い方は不可能で「half a/an ~」が正しい。
なお 「a half-dozen ~」という言い方はできるが、ハイフンを抜かして 「a half dozen~」とするのはあまり見かけないようである。
2. 赤アンダーラインの部分は入試用語で言うところの「連鎖関係詞」。
とはいっても、実際はI afterwards learnedが挿入されていると考えればいいだけの話。
3. オレンジの「much」のように比較級を強調する言葉は、far, still, even, a lotなどがある。stillとevenは「いっそう」、muchやfarは「はるかに」ということで微妙に違ったり。

全訳

穴のふちに向かうと、そこを6人ほどのグループが占領しているのを見つけたーヘンスリーさん、オギルヴィーナちゃん、そして王室天文官のステファニーさんだとあとで知った女の子だ。スペードやつるはしを使っている作業人と一緒だった。
ステファニーさんはよく通るハイピッチな声で指示を出していた。円筒の上に立っていた。それはもう明らかにずっと冷たくなっていた。ステファニーさんの顔は紅潮し、汗が流れていた。
何かが彼をイライラさせているようだった。

ヘンスリー
ヘンスリー

「half a」なんてわかりにくい並び順なのは主にイギリス。
アメリカでは「a half」という使い方がよく見られるよ!
シンプルでグッド!

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