『宇宙戦争』の全訳・英文法解説です。
第4章 第2段落

会話文では、becauseが ‘causeになったり、よく短縮されるよね!
どんな短縮か考えながらやってこう!

ちなみに、以下の文章のようにing形の前に「a-」がつくのは口語体で、古英語の名残っぽいわ。リズムを整えたりする働きがあるとか。もっとも、21世紀では相当レアケースね。
参照:https://english.stackexchange.com/questions/45886/what-is-the-story-behind-a-prefix-suffix
問題編
A girl came running towards me.
“It’s a-movin’,” she said to me as she passed; “a-screwin*’ and a-screwin’ out. I don’t like it. I’m a-goin’ ’ome, I am.”
I went on* to the crowd. There were really, I should think, two or three hundred people elbowing* and jostling* one another, the one or two ladies there being by no means the least active.
“She’s fallen in the pit!” cried some one.
“Keep back!” said several.
screw(宇宙船のハッチを)回す go on進み続ける elbow押し分けて進む jostle押しのける
1. 青アンダーラインの部分を省略してないものに戻すと?
2. 赤のshouldの意味・用法は?
3. 青のone anotherの意味は?
4. 赤アンダーラインの部分の文法的役割は?また訳は?
5. 緑のcryの意味は?
6. 茶色のseveralの後に省略されてる言葉は?

「someone」は漠然とした「誰か」です。
「some one」と2語に分けると、ある集団がイメージされて、そのうちの漠然とした一人を表します。ここでのsomeは「ある」(≒a)っていう意味で、oneは(一人の)「人」(≒person)ですね。

ほかに分けて違うものになるのなら、「anymoreは程度や頻度を表す(≒any longer)のに対して、any moreは数量を表す」っていう例がわかりやすいな。
解答編
<英文解釈記号ルール>
〔〕→関係詞句・節
【】→接続詞句・節
《》→挿入句・節
[ ] →名詞句・節
()→副詞句・節
〈〉→形容詞句・節
A girl came running towards me.
“It’s a-movin’,” she said to me 【as she passed】; “a-screwin*’ and a-screwin’ out. I don’t like it. I’m a-goin’ ’ome, I am.”
I went on* to the crowd. There were really, 《I should think》, two or three hundred people 〈elbowing* and jostling* one another〉, the one or two ladies (there) being (by no means) the least active.
“She’s fallen in the pit!” cried some one.
“Keep back!” said several.
1. 青アンダーラインの部分を省略してないものに戻すと「I’m (a-)going home」ですね。お家帰るよって言ってるわけです。
2. 赤のshouldは、控えめな表現のときに使われるshouldです。I should think so.(そうだと思うけどなぁ)とかI should say you’re good at math(きみ数学得意なんじゃない)とかです。
3. 青のone anotherの意味は「互いに」。≒each other
4. 赤アンダーラインの部分は独立分詞構文と解釈してもいいし、直前のカンマがandの代用だと考えて、There wereに繋がってるものだと解釈してもOKです(後者の解釈の方が、対句的で好ましいかもね)。まあ、the one or two ladiesが主語、beingが動詞、the least activeが補語とみて訳すのは同じ。
by no meansは熟語で「決して~ない」。the least activeで「最も活動的でない」ですから、二重否定で「最もアクティブでないわけでは決してなかった」ですね。ここではみんながパニックに陥っている状況で、意外なことにレディは思ってたよりパニクってたっていう意味で使われてると解釈すれば、この意味でいいような気がします。まあ、強い否定かもですが。
5. 緑のcryの意味は「叫ぶ」。cryは「泣く」だけじゃないです。
6. 茶色のseveralの後に省略されてる言葉は「people」。manyなどもよくpeople省略されがち。
全訳
一人の女の子がわたしの方へ走ってきた。「動いてる」「てっぺんが回ってて、回転して外れようとしてる。なんかやだよ。家に帰るよ、わたし」と通りざまに言った。
わたしは人混みの方へ進み続けた。
実際は2~300 人もの人々(だと思うんだけど)が、お互いを押しのけあっていて、そこにいた1~2人のレディは最もアクティブに動いていなかったわけでは決してなかった。
「あの子が穴に落下したぞ!」誰かが叫んだ。
数人が「下がれ!」と言った。

…「She’s fallen in the pit」の「’s」はたぶんhasの略で「彼女が落下したぞ!」がおそらく正しい解釈。でもShe is fallen in the pit.(彼女が落下してるぞ)でも文法的にはギリギリセーフな気がするんだけど、気のせいかな(もちろん、状況を考えれば、「落下してる」のを見つけるのではなく「いまちょうど落下したところ」を見つけてるはずなんだろうけど)。


コメント