『宇宙戦争』の全訳・英文法解説です。
第4章 第9段落
前提知識

Horsell Commonの中の宇宙船着陸(墜落)地点「sand-pit」は、こんな感じの開けた砂地ね。
一応復習しておくけど、「sand-pit」はこの砂地地帯の名前で、ここに火星人の宇宙船が着陸してその衝撃でできたクレーター・穴が「pit」よ。
奥に見えるのは「pine trees」(松林)かしら。第39話のように、墜落の爆風で松林や周辺の草花はなぎ倒されたり燃えたりしてるから、周りは真っ黒よ。


ということで、開けたところに円筒と火星人がいて、周囲は黒焦げで、少し離れたところに生き延びた森があるというイメージを持っておいてください。
問題編
Suddenly the monster vanished*. It had toppled* over the brim* of the cylinder and fallen into the pit, with a thud* like the fall of a great mass of leather*. I heard it give a peculiar thick cry*, and forthwith* another of these creatures appeared darkly* in the deep shadow of the aperture*.
I turned and, running madly, made ( ) the first group of trees, perhaps a hundred yards away; but I ran slantingly* and stumbling*, for I could not avert* my face from these things.
vanish消える topple倒れる brimへり thudドシーンという音 leather革 cry叫び声 forthwith直ちに darklyぼんやりと aperture穴 slantingly斜めに stumbleつまずく avertそむける(<a+vert回す)
1. オレンジのandが繋いでるものは?
2. 青アンダーラインの文型表示は?
3. 灰色(青アンダーライン上)のitが指しているものは?
4. 紫のandが繋いでるものは?
5. 緑のandが繋いでるものは?
6. 「~に向かって進む」という意味になるように茶色のかっこの中に前置詞一語を入れると?
7. 青のforの意味は?

…ヤードポンド法は慣れた?
100ヤード≒90mだよ。
忘れてたよって人は第23話を見てね。
解答編
<英文解釈記号ルール>
〔〕→関係詞句・節
【】→接続詞句・節
《》→挿入句・節
[ ] →名詞句・節
()→副詞句・節
〈〉→形容詞句・節
Suddenly the monster vanished*. It had toppled* (over the brim* of the cylinder) and fallen (into the pit), (with a thud* like the fall of a great mass of leather*). I heard it give a peculiar thick cry*, and (forthwith*) another of these creatures appeared darkly* (in the deep shadow of the aperture*).
I turned and, 《running madly》, made (for) the first group of trees, 〈perhaps a hundred yards away〉; but I ran (slantingly*) and (stumbling*), 【for I could not avert* my face from these things】.
1. オレンジのandが繋いでるものは「toppled」と「fallen」。過去分詞2つ。
2. 青アンダーラインの文型表示は上の通り。hear O 原型(C) の形。一応文法的にはこれは第五文型として処理します。
3. 灰色(青アンダーライン上)のitが指しているものは「the monster」(第一文)。
4. 紫のandが繋いでるものは前と後ろの2つの文章(SV)。
5. 緑のandが繋いでるものはturnedとmade。
6. 「~に向かって進む」という意味になるように茶色のかっこの中に前置詞一語を入れると「for」。make forで「~へ進む」。toを入れないように注意。
7. 青のforの意味は「というのは~だからだ」。何回目だよって感じですよね。

makeってマルチロール機だよね。
F35みたいなオールマイティ感ない?


かも。
第3~第5文型:make O for A, make O O, make O C。よく見るやつ。
第1文型:上記のmake for(というかこれ以外ある?)
第2文型:She will make a good scientist.(彼女はすばらしい科学者になるだろう)のように、make≒becomeで「~になる」という意味で使われることがあったり。
全訳
突然、その怪物は視界から消えた。革製の大きな物体が落下するようなドシーンという音を立てて、円筒のへりをこえて倒れ、穴の中に落っこちた。怪物が奇妙な太い叫び声をあげるのが聞こえ、すぐにもう一体の同種の生き物が穴の暗闇の中にぼんやり現れた。
わたしは振り向き、狂ったように走り、体感 100 ヤード離れていた最も近い林へ向かった。でも、まっすぐ進めず、つまずきながら走った。というのも、それらの化け物から目を背けられなかったからだ。

やっぱり訳がちょっとずつ難しくなってくるな。
「the first group of trees」は直訳の「最初の木のかたまり」、「avert my face」は直訳すると「顔を背ける」となって、日本語としておかしいな。
日本語に合わせて「最も近い林」(firstは最上級含意ということを意識しよう)、「目を背ける」としてあげると綺麗だ。


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