『宇宙戦争』の全訳・英文法解説です。
第5章 第15段落

文法やってんなぁって回です。
問題編
All this had happened (such, had stood, swiftness, motionless, I, that, with), dumbfounded* and dazzled* by the flashes of light. Had that death swept through a full circle, it must inevitably have slain* me in my surprise. But it passed and spared me, and left the night about me suddenly dark and unfamiliar.
dumbfounded呆然とした dazzle目をくらませる slay-slew-slain殺す
1. 赤アンダーラインの部分を適切に並び替えよ。
2. 青アンダーラインの部分を訳せ。
3. 緑のspareの意味を推測せよ。
4. 赤マーカーが引かれた部分の文型表示は?

「that death swept through a full circle」ってのは、火星人がきっちり全方面にレーザーを照射したら、ってこと。きっと群衆が多いところだけを集中砲撃して、手薄なところは放置しといたのかしらね。
解答編
<英文解釈記号ルール>
〔〕→関係詞句・節
【】→接続詞句・節
《》→挿入句・節
[ ] →名詞句・節
()→副詞句・節
〈〉→形容詞句・節
All this had happened with such swiftness that I had stood motionless, dumbfounded* and dazzled* (by the flashes of light). 【Had that death swept through a full circle】, it must inevitably have slain* me in my surprise. But it passed and spared me, and left the night about me suddenly dark and unfamiliar.
1. 赤アンダーラインの部分は上のようになります。suchーthatの構文ですね。
なお、with+名詞で副詞的な役割を果たすことがあります。今回はwith swiftness≒swiftlyですので、so swiftly that I had stood…と書き換えられます。
あとちなみに、motionless, dumbfounded, dazzled by the flashの3つはすべて対等だと見てあげるのがいいと思います(並び替えではmotionlessだけ優遇した感じになってますが)。
2. 青アンダーラインの部分は、if省略の仮定法過去完了です。もうさすがに慣れてるでしょう。
あと微妙に in my surpriseが訳しづらいですが、while I was surprisedと同じだと思って訳すと良いと思います。
3. 緑のspareは辞書的訳なら「危害を加えない」「容赦する」「免れさせる」という感じでしょうか。意外とspareやsaveに「省く」っていう訳が当てはまることがあります。
4. 赤マーカーが引かれた部分の文型表示は上の通り。leaveだからOCって形にならないと不自然じゃない?っていう感覚は大事です。
全訳
以上のすべてのことはとても迅速に起こったので、レーザー光の閃光に目がくらんで動けないまま茫然自失として立っていただけだった。
もしあの破滅的な光線が周囲全てに照射されていたら、驚いている間に殺されたのは避けられなかっただろう。
でもレーザーは通り過ぎ、わたしは死ぬことはなかった。光は消え、周りの夜の景色が突然暗く見慣れないものとなった。






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