『宇宙戦争』の全訳・英文法解説です。
第7章 第5段落

わたしが逃げてる道は以下の図のピンクの道(Monument Road)(再掲)。
いまは水色の運河の上の橋(Monument Bridge。下の地図で青色)を渡ってるところだ。


橋に向かう道はちょっと斜面になってるのよ。
21世紀ではこんなかんじ。1900年ごろはもっと急だったらしいわ。


…橋幅自体はそんなに広くはないよ。
所詮、小運河だからね。


そういえばさ、帰りにこの道(Monument RoadとMonument Bridge)を通ってるってことは、行きもこの橋を通ってたんだよね。

そうそう。

なるほど。第31話(行きの話)で、「Ottershaw Bridge」を通ったって書いてるけど、このMonument Bridgeの別称だったのね。たしかに、Ottershawに向かうところにあるわね。

リッちゃん、なんで橋の名前だけいつも適当なの?

こんな小さい橋の名前なんて適当でいいじゃないか。
問題編
I rose and walked unsteadily* up the steep* incline of the bridge. My mind was blank* wonder. My muscles* and nerves* seemed drained* of their strength. I dare say* I staggered* drunkenly*. A head rose over the arch*, and the figure of a workman* carrying a basket appeared. Beside her ran a little girl. She passed me, wishing me good night. I was minded* to speak to her, but did not. I answered her greeting with a meaningless mumble* and went on over the bridge.
unsteadily(<un+steady+ly)ふらふらと steep険しい incline傾斜 blank空っぽの・ぼーっとした・うつろな muscle筋肉 nerve神経 drain枯れさせる I dare sayたぶん staggerよろめきながら歩く drunkenly酔ったように arch(橋の)アーチ workman作業員 be minded to≒be inclined to≒want to mumbleはっきりしない言葉
1. 紫のandが繋いでるものは?
2. オレンジのfigureの意味は?
3. 青アンダーラインの文型表示は?
4. ピンクのandが繋いでるものは?
解答編
<英文解釈記号ルール>
〔〕→関係詞句・節
【】→接続詞句・節
《》→挿入句・節
[ ] →名詞句・節
()→副詞句・節
〈〉→形容詞句・節
I rose and walked (unsteadily*) (up the steep* incline of the bridge). My mind was blank* wonder. My muscles* and nerves* seemed drained* of their strength. (I dare say*) I staggered* drunkenly*. A head rose (over the arch*), and the figure of a workman* 〈carrying a basket〉 appeared. (Beside her) ran a little girl. She passed me, (wishing me good night). I was minded* to speak to her, but did not. I answered her greeting (with a meaningless mumble*) and went on (over the bridge).
1. 紫のandは前後の2文(2つのSV)を繋いでます。カンマ+andだからわかりやすかったかもしれませんが、後半の文の動詞appearedが動詞って認識しづらかったかも。
2. オレンジのfigureの意味は「人影」「姿」。ほかに「数字」とかの意味もあるのを覚えておきましょう。
3. 青アンダーラインの文型表示は上の通り。runで倒置があるのは珍しい気もしますが、かんたんな第一文型倒置ですね。
4. ピンクのandが繋いでるものは、answeredとwentです。
全訳
わたしは起き上がり、ふらふらと橋の急な傾斜を歩いていった。わたしの思考はうつろな驚きで満ちていた。筋肉と神経は力を使い果たしたみたいだった。たぶん、酔ったようにふらついていたのだろう。橋の向こうに誰かの顔が現れ、そしてカゴを持った作業員の姿が見えた。そのそばを少女が走っていった。彼女はわたしとすれ違うときに「おやすみなさい」と言った。その少女に話しかけたい気もしたが、やめておいた。意味のない曖昧な言葉で挨拶を返し、橋を越えて進み続けた。

…だいぶ疲れてるっぽい?

わりと精神的な疲労が大きかったのだ。


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