『宇宙戦争』の全訳・英文法解説です。
第7章 第7段落

第7章第7段落。
縁起がいいな。

…イギリスでも7/7、七夕のらっきー☆すたーが見えるわ。
無論、イギリスに七夕なんて文化はないし、むしろ21世紀のロンドンで7/7っていったら、2005年のロンドン爆破テロを思い出す人が多そうだけど…。
問題編
Perhaps I am a girl of exceptional* moods*. (know, far, not, common, experience, my, how, do, I, is). At times* I suffer ( ) the strangest sense of detachment from myself and the world about me; I seem to watch it all from the outside, from somewhere inconceivably* remote, out of* time, out of space, out of the stress and tragedy* of it all. This feeling was very strong upon me that night. (my, here, dream, another, side*, to, was).
exceptional例外的な・特別な mood気分 at times≒sometimes inconceivably(=in+conceive+able+ly)想像できないほど out of超越して・離れて tragedy悲劇 side一面
1. 赤アンダーラインの単語を並び替えてね。
2. ピンクのカッコの中に入る前置詞1語は?
3. 緑の「the strangest sense of detachment」のところを訳すと?
4. 紫のit(2か所)が指すものは?
5. 青アンダーラインの単語を、「これも夢の中のことの一つだった」という意味になるように並び替えてね。文頭に来る単語も全部小文字になってるぞ。

この段落の前半は現在形で書かれてることに注意ね。

この物語は、わたしの回想だからな。
現在形のとこは、執筆してるときに過去のことについてコメントしてるところだ。

それにしても「自分は特別だ」とか「世界と自分自身から引き離された」とか「この現実は夢の一部」だなんて、ずいぶん中二病っぽい内容だこと。さすがドイツ。

わたしは小説本編だと「語り手」だから、冷静かつ第三者的に物事を叙述するまなざしが必要なのだ。
解答編
<英文解釈記号ルール>
〔〕→関係詞句・節
【】→接続詞句・節
《》→挿入句・節
[ ] →名詞句・節
()→副詞句・節
〈〉→形容詞句・節
Perhaps I am a girl 〈of exceptional* moods*〉. I do not know [how far my experience is common]. (At times*) I suffer from the strangest sense of detachment 〈from myself and the world about me〉; I seem to watch it all (from the outside), (from somewhere inconceivably* remote), (out of* time), (out of space), (out of the stress and tragedy* of it all). This feeling was very strong (upon me) (that night). (Here) was another side* to my dream.
1. 赤アンダーラインの単語を並び替えると上のような感じ。動詞が2個(know, is)あって接続詞がなく、howがあるから、「I do not know how…」ってことはわかるかも。のこりのmy experienceが主語、isが動詞なのはわかるにしても、farとcommonの位置が難しい。
ここは、「far」が程度の副詞となって、「my experience is common」の度合いがどれだけあるのか(how far)が、わからない(I do not know)ということですから、赤アンダーラインのようになります。
2. ピンクのカッコの中に入る前置詞1語は「from」ですね。調べたらwithもいちおうOKみたいです(ほぼ同じ意味)。
3. 緑の訳ですが、まずdetachment以下はdetach from…という風になるので名詞構文。
つづいて、sense ofのofは、「切り離されたことの感覚」でもいいですけど、同格のofと解釈して「切り離されているという感覚」とするとぴったり当てはまります。
最後にthe strangest「もっとも奇妙な」ですが、「切り離されているという最も奇妙な感覚」という言い回しだと気持ち悪いので、「最も」ではなく「たいへん」とかと訳してもいいかもしれません(絶対最上級っぽく)。
4. 紫のit(2か所)が指すものは(ちょっと判断が難しいですが)、見ているものを表す漠然としたitか、あるいは「the world about me」かです(この2つはほぼ同じ意味)。現在形で書かれてるので、少なくとも特定の状況ではないです。
…こんなの問題が悪いですね。さーせん。
5. 青アンダーラインの単語を、「これもまた夢の中の出来事の一つに過ぎなかった」という意味になるように並び替えると上のような感じです。「Here is~」の形が作れるかがポイントだと思います。あ、「side to」は「~の一面」で、toをofに変えてもあんまり意味の差はないと思います。
全訳
きっと、わたしは特殊な感情を持っているのだろう。自分の体験がどれほど世間の人と共通しているかはわからないが、ときどきわたしは、自分自身と世界から乖離しているという、たいへん奇妙にも思われる感覚に苦しむことがある。どうもわたしは、想像もできないほどどこか遠くの外界から、時間と空間を超越して、苦痛と悲劇のないところから、対象を見ているような気がするのだ。この感情がその夜とても強かった。これもわたしの夢の一幕なのだと。

1文目の「of exptional moods」は、「of importance」(≒important)
みたいに、「of+抽象名詞」の仲間(性質を表してる修飾語)と見ていいかな。


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